
脚本 金子ありさ
監督 蜷川実花
上映時間 127分
公開年 2012年7月
最高のショーを、
見せてあげる
岡崎京子の原作漫画を実写映画化。
全身美容整形という秘密を抱える
人気ファッションモデル・りりこの
栄光と転落への道程を
極彩映像美で描き出す
芸能界のトップに
君臨するりりこだが
その美貌は美容整形の賜物であり
その為 免疫抑制剤の服用と
定期的なメンテが必要不可欠であった。
しかし
整形の後遺症と並行する
多量の薬剤投与による副作用に加え
ライバル登場による苛立ち
りりこは身心ともに
次第に追い詰められて行く。

1リットル(特別編)から5年。
離婚は成立したのか?( ̄∇ ̄;)
お騒がせなエリカちゃん自身
体を張っての
力の入った女優復帰作って事で
お気に入りの綾野君も
出演(これが無かったらDVDだったかも)してたので
観に行ってきやした。
映画視聴後に
原作も読んだけど
まずは
映画の感想を
芸能界で
熟れっ子wでいられる時期は
人にもよると思うけど
大抵は移り変わりが激しく
新旧交代も早い。
その焦燥感だけでなく
自らの身体が作り物ゆえ
機械的な故障が発生する主人公の
絶頂からの転落といい
努力とか
生まれつきの美貌でない点が
この話の面白さに思った。
監督の作品は初めてだけど
極彩色での表現は
表の華やかな芸能界
裏の本人と支える側の暗く地味な世界
対比する意味でも
効果的に感じたかな。
(原作を読む前)
りりこは
日に日に
酷くなる整形の後遺症を
隠すに隠せず
その苛立ちから
薬の量も増え
日毎に狂気になり
(大河の崇徳院ほどで
なくてもだけど、、w)
いよいよで
ラストに向かうを
想像してたんだけど
そこはともかくとして
りりこの傍若無人ぶりや
鼻につく態度に
女王っぷりは
エリカちゃんご本人と被り^^;
(1リットルの頃は可愛かったんだけどね)
劇中の衣装は
何十着?百単位?
とっかえひっかえ着替え
雑誌用ファッションフォト等など
何千枚ぐらい撮ったのか?
その華やかさが忘れられず
戻って来たんだろうね~を思わす。
やっぱ、、
お人形ちゃんなんだよね^^;
ゆえに
内面の表情にも乏しく。。
決意の体当たり演技ともあったので
期待したけど
それ程の覚悟とは思えず、、
ってか
本領発揮で
こんなもん?^^;
心神の破壊度などは
物足りない。。
(そこが大事なのに)
話題のヌードについては
綺麗だけど
胸の谷間から想像するに
かなりと思ったけど
実際には思ったほどではなく。。
(谷間は寄せて上げてなんでしょう^^;)
日本人体系といってもいいかな。。
ただ
窪塚君(彼がまたピッタリ)との
Hシーンは良くやったと思う。
(鼻が赤くなってたのは
それぐらいって事?)
それに
寺島さんのSぶりや
悪役が多い新井さんのオネエぶり
この二人は良かった♪
それと
綾野君はりりこに迫られた時の
嬉しそうな顔から
欲情した時に移る時
色気があったねー。
(綾野君は色んな顔を持っていて
今後も楽しみだよ~)
大森さんは演出上なのか?
台詞の言い回しにしろ
描き方に物足りなさが
(原作を読んで解明した点もあるけど
原作自体も中途半端だった)
それと
鈴木杏ちゃんは
まさか、、( ̄∇ ̄;)
妹役と危惧してたけど
違ってホッとしたりも^^;
他にも
蜷川さん自身の出演に
土屋アンナさんに
斎藤工君(これは後で知った)
この世界を
らしく~飾ってた。
ここからは
原作との違いに
ネタバレもあるので
注意を

原作は
絵が荒っぽくてラフというか。。
好みが分かれそう。
映画は漫画と同じな台詞もあって
7割ぐらいは忠実
とはいえ
りりこの激しさ
高慢さに
狂気なオーラたっぷり
壊れっぷりは
原作の方がずっと上
エリカちゃんに
そんな威圧感は
無かった。。
性描写も過激です。
で、原作でも
南部との結婚を
望んでもいたけど
かといって
媚びてまで結婚したくない。
じゃあ
今後どうすればいいのか?
りりこ自身も分からなく
流されるまま
(一方で保身の為
犯罪まがいの事をし出す)
落ちていった感じ
確かに
美と引き換えに
色んな犠牲を払った。
止めるにしても
行き場も無い。
進んでも地獄
見かねた羽田が
マスコミに密告し
結果的に
りりこは
解放されたんじゃないかな。
異国で自分を
晒し者にしたのは
今の自分を認めたから
腹もくくったような?
羽田と奥村も
一緒で孤独じゃないし
(ここは映画では
羽田達も居る事で
りりこが
救われてるように感じた)
それと
南部の結婚相手は
硫酸をかけられた後
りりこと同じクリニックで
整形を受け
顔がりりこに似てるらしく
ここ!
映画は削らないで欲しかったー。
大森さん演じた
検事については
幼い頃体験した事件(これが、、
絵が?なんで^^;
両親なのか?
何なのか?)が
りりこに興味を
抱いたな?
事件の背景など
詳細に描かれてない為
こっちの
想像で汲み取るしかないんだよね。。
ラスト部分
拳銃を持ってたけど
記者会見には現れず
眼球を置いて失踪。
常々
激しい頭痛に襲われ
そこから逃れたい為
あの行為に出たのでは?
それぐらい
体も心も壊れてたと思う。
5年後
こずえが撮影で
メキシコを訪れた時
見世物小屋の噂を知り
そこに居たのが
りりこだったというわけで
エマニエルの如しw
女王の貫禄たっぷりに座る
りりこが妖しかった。
原作的には
続きを思わせるニュアンスに
思えたけど
周知のように
原作者さんが事故に遭い
続編もなく、、
ただ
岡崎さん的には
続きは予定してたのかな?
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