
第13週
生きる

不定期で書きたい回だけ書いてます。
(一番 最後に原作との違いにもちょこっと触れてます)

蝉が狂ったように鳴き続けていた。
昭和20年5月
小原勝
戦病死
死亡告知書(公報)に
茫然自失な糸子
その後 間もなくして
お骨を抱いて家に戻った。
とにかく食べてへんのと
寝てへんのと
暑いんのと煩いのと葬式の日
千代は涙しながら
ぼんやりとした糸子に声を掛けるが
糸子は
あっついな・・・勝の遺骨を抱いて町内を歩く糸子は
自分と同じように遺骨を抱く主婦とすれ違い
しかモノが考えられません言われるままに逃げて
言われるままに動いて
食べ物を届ける
寝れる時に寝る
でも、寝てられんと起きる
そんなんでそして
糸子はミシンを踏み
縫い子達が仕事をする中
太郎が泰蔵の戦死公報を持って来て
泣いてる八重子と太郎を見つめる糸子は
何処かに、、心を置いて来て
空虚になったような。
何でか知らん
涙が出んのでした。
気持ちっちゅうもんが
どっか行ってしもうたようで、、
けど、これはこれで楽や
悲しいっちゅうのは辛いし更に
神戸の貞子達は無事だが
屋敷が全焼したとおっちゃんから聞いたと糸子。
優子と直子から渡された花びら
だんじり小屋
嬉しそうな善作に勇ましい泰蔵
笑ってた自分
それらを思い出し
無心だった糸子が声を上げて泣いた。
その夜?
空襲警報が鳴り
千代達の居る場所が危険だと知り
糸子は駆け付け
家族は空から襲って来る魔の火に脅えた。
その頃
奈津は自分を助けた男と一緒に居て
燃やされて困るもんは一つも無い
お前もそうやろと言われ涙していた。
焼夷弾
遠くから見ると花火のようで綺麗(らしい)
そして8月15日
ラジオは終戦を告げた。
ちくしよーーー
負けてもうたんや!!
保男が糸子の店に来て叫び
それを聞いた縫い子と静子達は
外に飛び出して行く中
一人糸子はラジオを消し
暫し俯き
さっ お昼にしようけ台所に立つのであった。

泣けた、、泣けた。。



おのまっちゃんの演技がスゴイ


(今までもありましたけど)
自分も葬式行列
すれ違う人も同じ。
大切な人が次々といなくなってしまう、、けど
寝る間も無く
食べ物の確保
訓練、逃げる
こんな事が日常当たり前に起こってたら
自分ならおかしくなりそう

泣けない糸子が切なかったです。。
花びらで癒され
失った頃を思い出し
泣けてしょうがない糸子にある意味安心。
(あのままだったらヤバイ)
一緒に涙、涙

人は最悪な状況になっても
無意識に生きる事に必死になるそうな。
(根底には微かでも希望を抱いてるからだと思うけど)
こんなどん底な中
奈津もまた必死に生きていたのでしょうね。
お母さんはもしかしたらダメだった?
奈津を助けた男は
奈津に何もしてないと思いたいけど。。
(その男を演じてるのは櫻木誠さん?)
あのプライドの高い奈津が盗みをして
逃げ回り
庇ってくれた相手とはいえ
差し出された手に応えたわけで
糸子の状態といい
大変な時代だったのですよね

でも、普通に生活してる(したい)人にとっては
戦争の勝ち負けより
生きていかなければならない
家族の為
今日の、、この後のお昼が重要。
戦争の最中 大黒柱の糸子が生きる
今年 最後のお話となり
2011年を閉めるに相応しい秀作。
素晴らしかったです~


来年 1月4日から放送は
明るい未来。
音楽からして(新年に合わせただろう~で)
明るい話になるのではと思うけど。
ところで原作

奈津は勿論 泰蔵もいないので
奈津と居る男に安岡一家も登場しません。
勝の病戦死は本当で知らせは2月だったかな、、
でも、お葬式を出したのは
終戦後2ヵ月経ってから
遺骨が戻って来てからだそうで
当時 公報は良く間違えてたそうで
報だけで葬式はだせなかったとあります。
が
子供と姉妹全員ではないけど
母、祖母、子供を疎開させた事
そこに
必要な食糧、消耗品などなど
縫い子達の居る家の為
母達の居る疎開先
一家の大黒柱である糸子は
やはり自転車で奔走したのは事実で
勿論 生きる為に必死。
ドラマは文字の世界(原作)を
映像で見事に魅せてくれたと思いマス。
まだ拾い読み(早く読み終えたいが風邪引いた。。

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