
監督 フランクリン・J・シャフナー
原作 ピエール・ブール
脚本 マイケル・ウィルソン、ロッド・サーリング
上映時間 113分
公開年 1968年
人間がサルに支配された惑星を描いたSF

1972年 4人の宇宙飛行士が乗った宇宙船は
18ヶ月の航行の後(相対性理論的には2000年経過)
とある惑星に不時着。
宇宙船は破損して沈没した為
テイラー、ランドン、ドッジ(スチュアートはミイラ化していた)は
砂漠を彷徨い歩いた先に
人間と思われる集団を見たが
彼等を追っていたのは
馬に乗り銃を手にしたゴリラだった。
ドッジは銃に撃たれて死亡。
ランドンの行方はわからず
テイラーは首筋を撃たれて捕まってしまい
奴隷のような扱いを受けるが
チンパンジーのジーラとコーネリアスの両博士が
テイラーの高度な知能に興味を持つ。
一方でオラウータンのザイアス博士は
テイラーを嫌い
脳の外科的手術と去勢を命じた為
テイラーはその地にいた女性・ノヴァと共に
ジーラの協力で逃亡するが。
猿の惑星、ブームって事で(笑)
レンタルしました。
公開中の創世記は新たなシリーズの起点だそうで
昔の作品を観なくても話は解るそうですが
(劇場に足を運ぶ前に)
やっぱり気になるじゃないですか
(当時 観てる筈がないと思ってたら
テレビ放映された時に観たようで
特にラストは尖った部分が映って思い出しました)
で、宇宙船が湖に不時着して
船内に水が浸水するけど
あっちとこっちでホースの水をかけたな描写や
当然 映像的にも古さは感じるものの
ウィキに1968年版の批評がちょいあるように
猿のメイクの完成度や話の筋が凄い


(最近 ドラマ・パンドラで猿の実験があったけど)
裁判シーンや実験で随所で人間が屈辱を味わう
人間と猿の逆転は
アメリカを風刺してるだけに
あの時代にこんなストーリーを考えるとは
ラストと共に驚愕の一言




過去のシリーズ全てでなくても
1968年度版だけでも必見ではないでしょうか。
あと個人的に気に入ったシーンは
ジーラとコーネリアスのキスシーン(笑)
この二人の登場から
話も興味深くなって来るので、、
この後のシリーズを観るなら
尚更 注目です。
テイラーについては
女性に不自由した事がない時は(そう言ってた)
どーでも良かったらしいけど
ノヴァを選んだのは本能なんですかね~。
そのノヴァがテイラーにずっとくっ付いてるのが
動物的であって
猿達の姿勢の悪い歩きといい
細かいな~って。
有名に思うので今更だけど
ここからちょっとネタバレ

ここでの高等動物はしゃべれるという事なんですが
下等動物なノヴァは口が利けず
テイラーは撃たれた為
暫くしゃべれない為
イラつくというか話が延びるわけで(笑)。
英語を話す、字を書くを
ジーラ達が知る事になる訳です。
上に書いてもと思ったけど、、
ラストのシーンは
映画「252 生存者あり」を思い出し
あのフジフレビの球体は
パロディだったのですかね(笑)
それを言ったので先に触れると
ジーラとコーネリアスに
二人の甥かな?
三人に助けられた
テイラーとノヴァ(ジーラは了解してなかったが)は
テイラーが来た道に行き
砂漠地帯辺りで
ザイアス達に追いつかれ
そこで以前 コーネリアスが
発掘した人骨と人形(音が出るのがポイント)を
ザイアスに見せる事で
数千年前の人間は高度な知能だったな話になるけど
(元々 ザイアスは知ってたって事ですよね)
認める筈もなく
でも、テイラーの事は許し
テイラーとノヴァは馬に乗って
その先に旅立ち
海岸で見つけたのが砂に埋もれた自由の女神だった!
わけです(かなりショッキング

)
この惑星はかつての地球
2000年の間に僅かに残った人間は退化し
猿が支配する地になってたわけでやんす。
何度も言うけど(笑)
びっくりです!
テイラーの様子も想像出来るかと。
ノヴァはそんなテイラーに
何だかわからずで不安げに見てる、みたいな。
で、ジーラとコーネリアスは
処罰が下される事になり、でおしまい。
だけど
これが「続・猿の惑星」に続きます。
(観なくてもなんて言ったけど
続きがやはり気になります、、笑)
それから
ランドンの行方については
前頭葉、、だったかな
(間違ってたらすいません)
猿によって切除されてしまいます
テイラーはランドンに会えるけど
自分を解る筈が無く、、
猿に激怒しても自身も囚われの身。
頭の手術をされたランドンは可哀想でしたが
猿の復讐のようで怖いですね。。

で

更に驚きなのがドッジ。。
剥製にされてしまうのです


これも含め
猿が人間にする仕打ちは
ゾッとして身震いします。
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