教会の火事は自分のせいだと思い込み
家庭学級を辞めようとする松子。
新聞に放火?などと書かれていたけど
火事は松子のせいではありませんわ~。
でも、ツイてないよねぇ。
シスターと子供達の要望で一度は復帰。
でも、覚せい剤の後遺症のせいで
仕事にも行かない
自宅に引きこもり状態に、、、
で、元々、一向に老けない松子(笑)から
いきなり!乱れた白髪に
でも、お顔はそのままって^^;
どういうこったい?(笑)
コントしか思えなくなって来たぞ(^◇^)
しかも、火事現場にあったバック。
何故に燃えていないわけ?
一方の洋一は、禁断症状に苦しみながらも
被害者の遺族、志津子が言っていた"許すという事"
これがキッカケで、聖書の教えを聞く事になるのよね。
この時、偶然やって来た神父が赤木でした。
洋一と松子の関係を知り
二人が一緒になる事が松子の幸せと信じた様子。
ここで赤木を登場させたのは
昔、松子に言っていた"出口を見つけた"でしょうが
弱かったかなぁ
この頃の松子は洋一を待ち続けているうちに
心身共に弱り
風貌は怪しいおばあさん(お顔はピチピチっぽいけど、、、笑)
病院に薬を取りに行った時に
めぐみと再会を果たすのよね。
力になるから、と当時と変わらず、親身になってくれるめぐみ。
名刺をもらった松子は、一旦捨ててしまうけど
拾いに行くのよね。
原作を読む限り、ここが大事な一つに思いました。
今まで、父親や男性の為に何かをしてきた松子が
ここで、初めて自分の為にやってみようと
行動を起こすのよね!
あの時、島津の為に刑務所の中で勉強した技術。
頑張って取得した美容師の資格。
シザーズを握ったふりをしてみる。
まだ、手が動く。。
カットする感覚を覚えている!
めぐみの元で働いてみよう!
居場所が書いてある名刺を必死に探す。
少年達がやって来て
ワタシもビビッたけど^^;
(原作では少年達が犯人です)
この子達は、昔の教え子で一緒に探してくれた。
見つかった!
やったーー♪
すでに、日も暮れて真っ暗。
名刺を握りしめ、帰って行こうとする松子。
途中、外国人がATMを悪戯していて
現場を見てしまい、ボコボコにされてしまう。
せっかく、自らの意思で動いたのにー。
それだけに、ツイてなさ過ぎ!
なんてこったい。。。
何とかアパートに帰りついたけど
たぶん、内臓破裂でしょう。。。
一晩、眠れば大丈夫と、荒れた部屋の中で横になる松子。
このまま永遠の眠りの中に。。。
この日から、犯人逮捕までどれくらい経ったのでしょう?
容疑者逮捕の知らせで、警察に向かった明日香とめぐみ。
洋一とシスターも居るのよね。
遺品から、時計の他に洋一と家族それぞれの名義で通帳が。
犯人に使われていなくて良かったよ~。
引越しも多くて
仕事をしていなかったわりには貯めていたよね^^;
川尻家のお墓で、手を合わせる明日香。
松子のおかげで、笙の子を産む決心がついたらしい。
めぐみもやって来て
また来るからね
会いに来るなって言おうたって
あんた もうこの世にいないんだから
あきらめな
松子、、ちゃんと天国で待っててくれよな
あんたはさぁ、私のたった一人の親友なんだからさぁ
ここは泣けそうでした。。
めぐみは、本当にいい友人でした!
ドラマも原作も、関係の描き方がほぼ同じですが
松子がめぐみの元で働こうとしていた事が
伝わって欲しかったですねぇ。
ラストは大野島の実家でのシーン。
父に母、弟も笑顔で朝食を取っている。
元気な久美は学校に。
松子は自転車で出勤すると、途中で洋一(いくつだい?、、笑)が現れ
故郷の土手を二人乗りで走っている。
という事で、最後は幻なのか、、、
もし、久美が病気でなかったら
何事も無く、実家で明るく暮していたという事でしょうか?
このシーンは良かったですねぇ。
ドラマのラストは、何だかんだ言って(笑)
みんなに愛されていましたよね~。
本人がそれに気付いていれば、良かったけど
洋一を想いながら、穏やかな最期という解釈でした。
原作では、実家に帰ると、父と母が居て
久美がおかえり、と出迎えてくれる幻想を見ながら
最期を遂げていましたね。
原作には、転落劇のポイントが記載されていました。
この4つを見ると、なるほど~と思うのでは?
家族の支えがない
男を見る目がない
運やツキもない
人生の方針がない
原作を読んだ後に思ったのですが
元は、父親が大きかった気がします。
愛されようと、自分を見て欲しくて必死に頑張った。
まず、人の為に生きる習性がついてしまい
自分の為に前向きに生きれなくなった。
女性なら、誰でも愛されたい。
幸せになりたいと思う。
でも、父親の愛を受けれなかった松子は
人一倍、愛に飢えていたが為、執着してしまう。
いい友人が居たけど
自分自身が気付かないと、ダメなんですよね。
赤木を選んでいればと思った頃には
おそらく手遅れだったのでは?
それと、原作では甥の笙が松子殺しが少年だった為に
怒りを覚え、社会人としての目覚めを表現していました。
また、恋人の明日香も松子によって
人生を考え直す影響を受けています。
ドラマは終盤前までは、ほぼ原作に忠実でしたね。
理名ちゃんは頑張ったと思いますが
メイクや服装などの細かな点が、もったいなかった。
年老いた母親だけは、リアルでしたけど~。
ほんの数秒の為に、あのメイク?(苦笑)
小池さんは良かったです。
脇のゲストもナイスなキャストでしたね。
数字が低いのは、裏番がシリーズ作なのと
映画を観た方は、もう観たくないとか?(笑)
不幸な話は、不人気も?
でも、漫画原作の「だめんずうぉ~か~」にあるように
ダメ男クンに惹かれる人は多いらしいですよ。
漫画は投稿を元に作っているので
ネタも尽きないそうです
ところで、映画版ですが
斬新な手法により
松子の一生が見事に表現されています。
壮絶な生きざまがビビットカラーなミュージカルとは
痛くもあるけど、転落人生に似つかわしい気も。
(映画館では、目がチカチカかも~)
火曜サスを使ったり
今、活躍しておられる旬の俳優さんも多く出演しています。
実は、原作を読んだ後、すぐにビデオで観た時は
原作、台無し!と思ったのですが
時間が経つと、これがインパクト大ではないですかー(笑)
松子という一人の女性を
これほど華々しく描かれた事は
幸せだったのではないかな、と解釈に至りました。
原作、映画、ドラマ。
結局、全てを見てしまい
「松子」ツウになりましたが(笑)
嫌われてはいないと、思いましたけどね