fc2ブログ

遙かなる約束~50年の時を越えた運命の愛~



あらすじをちょこっとだけと思ったら
長くなってしまった。。。


興味のある方、良かったらお読みくださいませ~<(_ _)> 



SPが2つ放送された、25日(土)
阿部ちゃん好きなワタシは、こちらを選択。
録画で視聴しました。

以前(2004年2月)に「奇跡体験!アンビリバボー」でも
取り上げられた実話だそうです。
未見なワタシには、公式ページのあらすじのみで
詳細を知らないだけに
この先どうなる?の2時間で感動しました!

haruka.jpg
2006年、広末さん演じるルボライター牧瀬が
ロシアに向かう飛行機の中で
蜂谷彌三郎を中心に
彼を支えたクラウディア、そして日本で彼を待つ久子の
波乱に満ちた50年(1940~1996)を
ナビする形で進行されました。


第二次世界大戦が勃発した翌年

肺を患って入院していた彌三郎は
看護婦の久子と出会い、その後、結婚。

軍務の為、朝鮮に渡った二人は子供(久美子)を
授かりますが、その年(1945年)に日本が敗戦。
避難中、食料も不足な中
安岡という男を助けた為に
彌三郎はスパイ容疑をかけられるわけです。


夫婦の人柄がわかりますね。。。
自分達さえ、よければいい。
そう思っていたら、夫婦が離れ離れには、ならなかった。
安岡を助けた事に
後悔した事があったのでしょうか。。。



彌三郎がスパイだと証言した安岡は
射殺された為
彌三郎に罪を着せた理由は、闇の中だそうな。


「必ず帰って来るから」と約束した彌三郎ですが
スパイ容疑で、シベリアの強制収容所に送られ
久子については、ヨチヨチ歩きの久美子と共に日本に帰国。
ここから、夫婦が再会を果たすまで51年。
想像を絶するような長さですよね。。。




極寒のシベリアでの労働は健康な人でさえ
苦痛で過酷な日々でしょう。
屁理屈な理由で、呆気なく射殺される者。
彌三郎は、必死に耐えますが吐血。
その後、虚弱だけの収容所に移送されますが


何とか生きよう!
生きて、久子と久美子に会うんだ!
これが希望だったのでしょう。


手先の器用な彌三郎は、バリカンの刃を研いだ事もあって
理容師としての仕事に付き、その腕も認められます。
(温かな部屋、キレイな作業着になっただけ良かった)
刃の研ぎは、痛む体を堪えての苦肉の策でした。。


でも、彌三郎の誠意ある姿が認められた事も
単なる気休め。
スパイとしての汚名が晴れたわけではなく
監視は付けられ、孤独と絶望の繰り返しの日々。
自分が生きている事を
日本に居る久子に伝えようと、色々と試みるのですが
たぶん、失敗したかと。


ある日、古い消印の小包が彌三郎の元に。

久子からでした。

久美子の写真を見て、感極まった彌三郎は
上官に日本への帰国を懇願するのですよね。
でも、冷たく却下させれてしまい、、、
自分は日本には帰れないと、諦める彌三郎。


自分の事は忘れて
人生をやり直して欲しい。

決別の手紙を久子宛に送り、、、服毒自殺を計ります。


助かった彌三郎は
この後は、生きた屍のようになり
監視の下、仕事をこなす日々が続き、、、
そんな中、クラウディアと出会うのです。

彼女も、無実の罪を着せられて収容所生活を強いられた人。
孤独と淋しさを知っているだけに
気持ちが分かり合えたのでしょうね。


二人は結婚しますが
この時、クラウディアはある約束を。

もし、いつの日かあなたが家族と再会できる日が来たら
その時はあなたを奥さんと娘さんの元に帰す・・・と。



一方、日本に居る久子は
女一人の手で、久美子を育て
彌三郎が生きていると信じ、ずっと待っていました。




すでにロシア国籍を取得した彌三郎は
温暖な場所に家も構え
畑や蜂蜜を作り、クラウディアとの穏やかな暮らしが
いつしか、30年以上になった
1991年、ソ連崩壊。
日本への連絡可能なチャンスが訪れ

ここからのクラウイディアの行動には、かなり泣かされました


クラウディアは約束を忘れていなかったのです。
離婚届けと引き換えに、帰国許可書を受け取り
彌三郎に祖国へ戻るよう説得します。


彌三郎は、すでに二つの棺を作り
この地に骨を埋める覚悟でいたのですが
クラウディアの強い勧めもあって帰国を決心。


見送るクラウディアは、
棺に付けられていた彌三郎の写真を渡し
笑顔でした。
別れの最後まで、彌三郎を労わる姿に涙、涙。。。


他人の不幸の上に
私だけの幸せを築き上げる事は出来ません。


クラウディアの手紙の一文ですが
元々、スパイ容疑のかかっていた外国人、彌三郎を
支えたクラウディアの勇気と大きな愛が、ここにありました。


そして、戦後の時代の中
母子家庭はどこまで保障されていたのでしょうか?
女で一人、久美子を育てた久子の苦労も
相当なものだと思います。
彌三郎を信じ待ち続けた深い愛も、またここに。





そして、1996年。
51年ぶりの駅での彌三郎と久子の再会
実際の映像も流され、感動しましたね!
久子さんの「あぁ、、、」とも言える表情
長かったと思います。
と言っても、ここまで生きていないワタシには
言うのは簡単ですが
想像を遥かに超えるものだと思います!
友人でもなく、愛する人ですからねー。


彌三郎さんと久子さん
クラウディアさんの三人は
現在もお元気で交流があり
彌三郎さんは、クラウディアさんに
週に一回、手紙を送っているそうです。


本来、女性二人を想う男性は、許されないものですが
久子さん、クラウデイアさんが居てこそ
今の彌三郎さんが居るのですよね。
戦争を忘れる事は出来ないでしょうが
二人の存在によって、彌三郎さんがどれだけ救われたか。

それは、二人の女性も同じだったのでは?と思います。


それにしても、どちらの女性も強いですね~。
辛抱無しのワタシには、到底マネも出来ませんが
平和な時代に生まれた事を
改めて有難く感じましたね~。





俳優さん達ですが
阿部ちゃんは、「結婚できない男」の後
すぐに、このドラマの撮影があったそうで
気持ちの切り替えが大変だったらしいですよ。
ロシア語は、英語調に聞こえたけど
後半は、演技の中で自然に話す姿は、さすがだな、と。
ただ、若い時代と、老けメイクがねぇ
、、むむむっでした(苦笑)
阿部ちゃんは、年を取ると
坂本龍一に似てますね(^◇^)


黒木さんが、若々し過ぎた(苦笑)
老けメイクが足りないような。。。
娘役の紺野さんの方が、それなりだったかな。


広末さんの語りは、意外にも悪くなかったです。


ELENA STEJKOさんの優しい仕草は演出なのか?
泣かされました。


佐々木さんは、台詞が一言だけで
眼つきの悪さに若干印象があったぐらいかな(^^ゞ



ビートルズの大好きなナンバー
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード♪
流れた時は、嬉しかったのですが
詩は合っているけど
ドラマのカラーとは、ちょっと違うかな~


でも、こんな愛があるのですね。
いいドラマが見れて良かったです!




●キャスト

蜂谷彌三郎(21~78) … 阿部 寛
蜂谷久子(23~80) … 黒木 瞳


クラウディア・レオニードブナ … ELENA STEJKO  


蜂谷久美子・・・紺野まひる
安岡・・・佐々木蔵之介
牧瀬杏子・・・広末涼子
 

脚本: 吉田智子
原案:「クラウディア 奇蹟の愛」(村尾靖子著・海拓舎刊)
プロデュース:長部聡介、角井英之、小竹実千代、古屋建自
演出:水田成英
制作:フジテレビドラマ


 



関連記事
スポンサーサイト



コメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/ 11/ 05( 月) 16: 30: 49| | # [ 編集 ]
 
管理人のルルと申します。
こちらこそ、初めましてです(^^)
お返事が遅れてすいませんでした。
早速ですが、、、
見逃したドラマを見たいお気持ちは
すごくわかるのですが
録画の貸し出しはトラブル等の問題になるので
やってないのです。。
どうかご理解下さいませ。

おせっかいかもですが、、、
レンタルショップで探してみては
いかがでしょうか?
2007/ 11/ 08( 木) 23: 33: 48| URL| ルル# -[ 編集 ]
 

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://atom1204.blog53.fc2.com/tb.php/1422-2fd10fec